あえて4人で曲を作ってみた。
今回の「Sunoパ!」は特別編。べるぼ☂とかなめ🦐が主催した Sunoコーライティングキャンプの模様を、参加者のめじろさんと mae616さんを迎えてふり返ります。Sunoは、その気になればひとりで一曲を仕上げられてしまうツール。 だからこそ「みんなで作る意味なんてあるの?」という不安からのスタートでした。 結論から言えば——めちゃくちゃ楽しかった。生まれた4曲と、その裏側の物語をどうぞ。
まずは配信のお約束(?)から。今夜はOBSがクラッシュしてX配信に乗れず、 BGMのループバックも途中で切れるというトラブル続き。それでも「気を取り直して」笑いながら進むのが、この番組のいいところです。
- めじろさん|Suno歴はまだ2〜3か月ほど。音楽制作はまったくの未経験で、Xで見かけて「楽しそう」と無料で触りはじめ、気づけば課金してどっぷり。Tofubeats的なクラブ寄りのサウンドが好み(「クラブには行かないのに」とご本人)。
- mae616さん(「まえ」と読みます)|フリーランス準備中のWebエンジニア。ITの世界でAIが盛り上がってきたのをきっかけに、イラストや音楽から触れてみたらすっかりハマってしまったタイプ。※番組内で過去に表記を「MAE161」と誤記したお詫びも。正しくはmae616です。
キャンプ当日は、なんと約7時間のペア作業。文字どおりの缶詰で、最初はかなりスパルタな空気だったとか。 けれど途中で「散歩行きませんか?」の一声が出て、街へ買い物に出たり足を休めたり。 じつはこの“散歩”が、のちのち曲作りそのものに効いてくることになります。
トップを飾るのは、めじろさん発のこの一曲。出発点は、ある小説の登場人物—— データ分析と記録を得意とする“雨の妖精”の男の子のテーマソングを作りたい、というアイデアでした。 まずGeminiにコンセプトを相談し、「雨の妖精だから雨の音色を入れたい」という軸を立てて提案をふくらませていったそう。
仕上がりには、しとしと降る雨の音にくわえて、データキャラらしい電子のタイピング音まで忍ばせてあるのがポイント。 歌詞には「淡々と生きてきた彼が、人との出会いをきっかけに“感情”という数式化できないデータに戸惑う」という葛藤がそのまま落とし込まれています。
コーラス前に「ベルの音を入れたいね」とべるぼが提案し、メタタグを調整してみんなで音を仕込んだのも共作ならでは。 ポンと出した一曲を、4人で少しずつ磨いていった——その手触りが詰まったオープニングナンバーです。
続いては、ふわっと甘い一曲。きっかけは、めじろさんが お餅90(ナインティーン)さんのキャラクターを「かわいい! 仲良くなりたい!」と推しはじめたこと。 そこから「じゃあ曲を作ろう」という流れに。例の“散歩”では、シャンピンを探して街へ繰り出すも見つからず、 コンビニ→大福屋さんと迷走。「いちご大福があればいいのでは?」なんて脱線も含めて、ぜんぶこの曲の養分になっています。
制作を担ったのはmae616さん。お餅90さんとはこのとき初対面だったため、 XのプロフィールをもとにGrokへ「この人のコミュニケーションスタイルを歌にして」と相談。 センシティブになりすぎず、それでいて“その人らしさ”が当たっている歌詞を引き出し、GPTで整えていったそう。
できあがったのは、まさに王道のかわいい世界。番組では「アイドル曲」「キュンキュンする」と可愛いの連発で、 ご本人のお餅90さんからも「おもちはアイドル」というコメントが届く一幕も。タイムラインにふわっと落ちてくる、多幸感まみれのナンバーです。
3曲目は、誰かのために作るということを強く意識した一曲。 モチーフはもむちさん。ちょうどその日、Xで参加予定のイベントが中止になったと知り、 「落ち込んでいるかもしれない」と、エールを込めて作りはじめたのだそう。
お茶好きという人物像から「お茶を飲むワードは入れていこう」と方向を定め、紅茶を軸に世界観を構築。 アッサムやダージリンといったワードの並びを何度も組み立て直し、ギブソンやフェンダーといったギターの手触りも重ねていきました。 最初はうまくハマらず難航したものの、めじろさんとmae616さんの案を“混ぜて”みたら一気にまとまったとのこと。
落ち着いた大人の男性が、都会で静かに紅茶を飲んでいる——そんな姿を思い浮かべながらの制作。 韻の踏み方も含めて、もむちさんへの愛にあふれたワードがぎゅっと詰まっています。後日、ご本人からも感謝のコメントが届きました。
ラストは、屋台グルメ全開のアッパーチューン。じつはこの曲、 シャンピンを探して街を歩いている最中に、べるぼに“降りてきた”一曲なんです。 結局シャンピン自体は見つからなかったものの、その記憶を抱えたまま、歩きながらさらっと形にしてしまったとか。
鉄板の上で踊るタレ、ごま油の香り、一口で戻れなくなる肉汁——五感を直撃するワードを、 クリスピーでジューシーなビートに乗せた“最強のストリートフード”賛歌。前3曲のかわいさ/エモさから一転、 ネオンのにじむ夜のテンションで締めくくります。
Sunoはとにかく曲がサクッと出来てしまう。だからこそ、ひとつのテーマに対して各自がポンと一曲出して、 みんなで持ち寄って選ぶ——という進め方が見事にハマりました。人数も「話し合えるちょうどよさ」で4人がベスト、というのが全員の実感。
番組では早くも「第2回やってほしい」の声が。いつかは「海を見ながらコライト」なんて夢も飛び出しつつ (まずは旅費から、とのこと)、当面はバーチャルな場でバージョンアップを重ねていく構想です。 夏に向けては、かなめプロデュースのユニットが出演するフェスの話題なども。詳細が固まりしだい、番組で追っていきます。


コメント